こんにちは、J45です。
本日のニュースで西山美香さんの無罪確定というニュースが流れました。
16年前に容疑がかけられ、逮捕され、服役中も無罪を訴え続けてきた結果、今回の無罪という結末となりました。
西山美香さんは知的障害を持っているということで、この障害による事件のかかわり方なども気になったので、この事件の一連の流れと西山美香さんの生い立ちやプロフィールをまとめてみたいと思います。
無罪となるまでの事件の流れ
2019年3月に再審開始が決まりました。検察側は新たな証拠による立証はせず、また弁護側への反論もしないことを決めたことにより、無罪となることが確実となりました。年度内に裁判が行われ、そこで無罪が確定するとのことです。
事件概要
西山美香さんは看護助手として滋賀県の彦根市の病院で勤務していました。
2003年男性入院患者が心肺停止となり、それを発見したのが西山美香さんでした。
救命活動が行われましたが、その甲斐なく男性は死亡してしまいます。
警察は、不審な点があるとし捜査を行いました。その際、西山美香さんが人工呼吸器のチューブを外したという容疑で逮捕されました。
取り調べでは西山美香さんは自白し、その後刑が確定し12年も服役することになります。
ただし、その自白に問題がありました。取り調べ刑事と身の上相談的な会話の中で親身になって同情してくれる刑事に好意を抱き、やってもいない犯罪を認める供述をしてしまうのです。
2017年に出所し、裁判やり直しを求める活動を開始します。
その後、再審が認められ、今回の結果となりました。
この事件は捜査や取り調べに問題がありますが、西山美香さんの自白行為も少し問題があったのかなと思います。知的障害を患っているということなので、そのことも影響して、うその自白をしてしまったのかもしれません。
服役中にも、虚偽自白に追い込まれやすい「供述弱者」を理由に再審請求されています。
次に西山美香さんの知的障害に関することや生い立ちなどについて、調べてみました。
西山美香さんの生い立ちやプロフィール
西山美香さんにはお兄さんが二人いて、二人ともとても優秀で彼女はずっと劣等感にさいなまれてきた経緯があります。(そこを警察につかれたわけですが)
知的障害の影響からか、友人も少なく相談できる人間関係が希薄で同情されることになれていなく、刑事に対して簡単に好意を持ってしまったのかもしれません。
知的障害を持ちながら、病院で勤務できるのかということが気になり調べてみました。
直接人命にかかわることのない仕事もあるので問題ないということでした。健常者よりもまじめに働く傾向があり、仕事上の問題はないとのことです。
テレビでの受け答えも健常者との違いをそんなに感じませんでした。
一般の方なので、詳しいプロフィールはこれ以上分かりませんでした。
最後に
12年も服役し、結果冤罪という結末というのは、非常に切ないというか悲しいというか、西山美香さんの立場になって考えてみると無罪になった安堵と同時に非常に腹立たしかったことだと思います。時間を返せ!と。
国や警察が西山美香さんへの償いをしっかりしてもらいたいと思います。
また冤罪が増えないことを願うばかりです。