こんにちは、J45です。
今年もまた約1ヶ月後にボジョレーヌーボーの解禁日を迎えます。
バブル期ほどのブームは去りましたが、未だに根強くヌーボーの解禁日はそれなりに盛り上がります。
現地では、すでに収穫は終わり醸造中かと思われます。
今年2019年のぶどうの出来はどうだったのでしょう!ブドウの出来=ワインの出来となるので、ブドウがよく熟しているほうが良いのです。
また値段の方も例年に比べてどのよう状況なのかも調査したいと思います。
例年あまりこだわりを持たずワイン選びをされてきた方は、今年は少しグレードの高いこだわりの作りをしているようなボジョレーヌーボーを選んでみてはいかがでしょうか?
3,000~5,000の価格帯のワインを選択すれば、かなり美味しいワイに巡り合うと思います。個人的に気になっている造り手のワインを数種類紹介します。
2019年のぶどうの出来は?
今年のボジョレーのブドウは、8月の雹(ひょう)の影響を受け、ボジョレーの原料のガメイの収穫が平均に比べて25%も減ってしまいました。
しかし、今年の夏の熱波、晴天の影響で、ブドウはしっかり熟しているようです。ワインの品質は例年以上のものが期待できます。
価格は変動している?していない?
いろんなサイトで値段を見てみましたが、そんなに値段は変わっていないなという印象です。
一部の層を除き、あまり景気が良くない中、値上げもしにくいのかもしれません。
ワイン自体のコストの増減より、消費税や輸送費(ヌーボーの大半は空輸のため、燃料費の影響が大きい)によるインパクトがあるかもしれません。
急激に高騰することは、可能性として低いですが、近年ワイン全体の価格の上昇が続いているので、じわりじわり値段が上がっていくのかもしれません。
おすすめボジョレーヌーボー5選
ジュンコアライ
【醸造家】新井順子
新井順子さんは、ロワールのワイナリーオーナーです。ロワールでは、ルワ・ボカというブランドで販売されています。その他ソムリエ、ワインコンサルタント、輸入商などの顔をお持ちです。
その新井順子さんが、とあることから念願のボジョレーヌーボー作りを始め、2009年に初リリースします。
新井順子さんのワインづくりのベースは、無農薬農法によるブドウ作りなどこだわりを持った作り手です。
【ワインの紹介】
紹介するのは、ロゼの微発砲ワインです。お祝いの雰囲気がより盛り上がりますよね。
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フィリップ・パカレ
【醸造家】フィリップ・パカレ
ブルゴーニュの自然はワインの代表的な造り手です。大学で醸造学を学び、DRCで実績を積み、現在は高品質ブドウを買い付け、醸造を行い、ワインを市場に送り出しています。
極力人間の手を加えないワイン造りを心がけており、ブドウのポテンシャルを自然の力でフルに引き出す
【ワインの紹介】
ブドウの品質も高く、今年すぐに飲んでもいいですが、来年、再来年に飲んでも美味しいワインです。
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ジャンマルク・ラフォレ
【醸造家】ジャンマルク・ラフォレ
ジャンマルクラフレさんは、減農薬農法でブドウを栽培し、完熟させ、収穫時は手摘みで行い、選果をきっちり行い、丁寧な作りの高品質ワインとなります。
私も飲んだことありますし、知り合いの中の評価かなり高いワインで、ハズレを引くことのないワインです。
【ワインの紹介】
ボリューム感のあるしっかりした味わい、香りのワインです。オススメです。
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ルーデュモン
【醸造家】田中晃司
田中晃司さんは、醸造家としてブルゴーニュで活躍されています。ワインづくりは日本の職人気質そのもので非常にこだわりを持っています。
そのこだわり、仕事ぶり、ワインの出来などに対して、ブルゴーニュの神と呼ばれるアンリ・ジャイエ氏は大絶賛します。これは非常に珍しく、影響力の大きさから特定の作り手を評価することはなかったようです。
その田中晃司さんが作ったボジョレーヌーボーはじっくりとブドウを完熟させ、刻のあるワインに仕上がっています。
【ワインの紹介】
日本人が作る職人気質のワイン、繊細さを感じ取れると思います。
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ダミアン・コクレ
【醸造家】ダミアン・コクレ
ダミアン・コクレはボジョレーで注目の若手醸造家です。完全有機農法でブドウを作り、病害のリスクに常に立ち向かい、酵母は天然酵母、酸化防止剤無添加など丹精込めたブドウから作られるワインはフランスはじめ、各国でで評価がうなぎのぼりです。
【ワインの紹介】
自然派ワインなので独特の香りはありますが、それを凌駕するうまみを感じ取ることができます。
最後に
今年のボジョレーは特に品質面、価格面で大きな変動もなく、安心して飲める状態であることがわかりました。
いつもは安いボジョレーヌーボーで済ませていましたが、今年はこだわり醸造家のいずれか1本を厳選し、味わってみたいともいます。